九星気学
九星気学であなたの運勢・吉方位を占います。
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九星気学とは
九星気学(きゅうせいきがく)は、生年月日から性格、および方角の吉凶を占うための占術です。
古代中国から伝わった九星を元に、明治42年に園田真次郎という易者が考案しました。
九星の「星」とは「気」のことで、以下の9種類があります。
- 一白水星(いっぱくすいせい)
- 二黒土星(じこくどせい)
- 三碧木星(さんぺきもくせい)
- 四緑木星(しろくもくせい)
- 五黄土星(ごおうどせい)
- 六白金星(ろっぱくきんせい)
- 七赤金星(しちせききんせい)
- 八白土星(はっぱくどせい)
- 九紫火星(きゅうしかせい)
本命星と月命星
九星気学では生年月日からその人が生まれ持つ「星」が決まり、それが本人の性質や運に大きな影響を及ぼし、また自然からの影響も絶えず受けている、とされています。
生まれた年と月(※)によって決まる星を、それぞれ「本命星」(ほんめいせい)と「月命星」(げつめいせい)と呼びます。
本命星は生まれ持つ性質や運勢に大きく影響するもので、気学において特に重要視されます。
月命星は精神面を司るもので、性格・精神が構築される思春期の頃にその影響がピークに達し、その後は徐々に影響が薄れていきます。
- ここでいう年と月は、立春(2月上旬)に年が切り替わる「節月」による年月です。
星の相性
星同士には相性があります。
相性が良いことを「相生」、相性が悪ことを「相剋」と呼びます。
さらに、相生は「生気」「退気」「比和」に、相剋は「死気」「殺気」に分かれ、以下のような特徴があります。
相性 | 概要 | |
---|---|---|
相生 (そうしょう) | 生気 (せいき) | 「自分を生み出してくれる」 援助や助けを得て大きく躍進する。親から導かれるように良いことがある。 |
退気 (たいき) | 「自分が生み出す」 相手を助けたり、尽くしたり、面倒を見たりすることで幸運を得られる。 |
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比和 ((ひわ) | 「同じ気が重なり大きくなる」 互いに助け合うことで吉を得られる。 |
|
相剋 (そうこく) | 死気 (しき) | 「自分が相手に勝ってしまう」 自分の言動で周囲に害をもたらす。 |
殺気 (さっき) | 「自分が相手に負けてしまう」 周囲の人や環境のせいで窮屈な思いをする。 |
星同士の相性は以下のようになります。
九星 | 相生 | 相剋 | |||
---|---|---|---|---|---|
生気 | 退気 | 比和 | 死気 | 殺気 | |
一白 水星 |
六白 、七赤 |
三碧 、四緑 |
- | 九紫 | 二黒 、八白 |
二黒 土星 |
九紫 | 六白 、七赤 |
八白 | 一白 | 三碧 、四緑 |
三碧 木星 |
一白 | 九紫 | 四緑 | 二黒 、八白 |
六白 、七赤 |
四緑 木星 |
一白 | 九紫 | 三碧 | 二黒 、八白 |
六白 、七赤 |
五黄 土星 |
九紫 | 六白 、七赤 |
二黒 、八白 |
一白 | 三碧 、四緑 |
六白 金星 |
二黒 、八白 |
一白 | 七赤 | 三碧 、四緑 |
九紫 |
七赤 金星 |
二黒 、八白 |
一白 | 六白 | 三碧 、四緑 |
九紫 |
八白 土星 |
九紫 | 六白 、七赤 |
二黒 | 一白 | 三碧 、四緑 |
九紫 火星 |
三碧 、四緑 |
二黒 、八白 |
- | 六白 、七赤 |
一白 |
傾斜
傾斜(けいしゃ)は、性格や潜在意識といった人の内面の性質を表す星です。本命星が表面に現れる性質であるのに対して、傾斜は内面に関するものであることが特徴です。
傾斜 | 対応する九星 | 概要 |
---|---|---|
坎宮 (かんきゅう) |
一白水星 | 適応能力が高くどんな人や環境でも合わせることができるが、本心を明かさないタイプ。 |
坤宮 (こんきゅう) |
二黒土星 | 物静かで落ち着きがある、世話好きで面倒見が良い、真面目で忍耐強い。 その一方でストレスを溜めやすい。 |
震宮 (しんきゅう) |
三碧木星 | 好奇心旺盛・活発的で前向き、フットワークがとても軽い、新しい物好き。 その反面、飽き症、熱しやすく冷めやすい。 |
巽宮 (そんきゅう) |
四緑木星 | マイペースで穏やか、争いが嫌いで平和主義、相手を尊重する。 しかし、優柔不断、リスクを避け長いものに巻かれるタイプ。 |
乾宮 (けんきゅう) |
六白金星 | 完璧主義で責任感が強い。積極的で前向き、行動力や向上心が高い。 その反面、神経質でせっかち、すぐに結果をだそうとする。もしくは時間をかけすぎて遅い。 |
兌宮 (だきゅう) |
七赤金星 | 楽観主義、明るい性格で社交性やサービス精神が高いが、内面は脆い。 |
艮宮 (ごんきゅう) |
八白土星 | 真面目で努力家、職人気質。何事にも一途で一度決めたことはぶれることのない信念の持ち主。 だが負けず嫌い、融通が効かない・頑固とも言える。 |
離宮 (りきゅう) |
九紫火星 | 明るく華やか、情熱的で集中力が高く何事にも全力投球。正義感も強い。 その反面、攻撃的で感情の起伏が激しく、短気・わがまま。 |
同会
同会(どうかい)とは、自分にとって相性の良い相手の本命星のことです。
その星を持つ人物は、親友や恋人、同僚、ビジネスパートナーなど、自分の可能性を広げてくれる、良縁を運んでくれるような人生のキーパーソンとなります。
方位盤について
九星気学では、方位・方角にも星がある(気が宿っている)とされ、干支や個人の本命星・月命星との相性で吉凶が決まる、と考えられています。
どの方位にどの星があるかは、その時点の九星によって決まっています。星の配置を決めたものを方位盤(九星盤)と呼びます。
また、九星には年単位・月単位・日単位のものがあるため、方位盤も年盤・月盤・日盤があります。(※)
- 2時間ごとに変わる「時家九星」と、それに対応する「時盤」もあります。
例えば、日家九星が「一白水星」の場合、日盤の中心には「一白水星」が配置され、その周りの8方向に他の星が配置されます。
周りの星の配置は中心の星によって定位置が決まっています。この星の配置を定義したものを「後天定位盤」(こうてんじょういばん)と呼びます。
後天定位盤
吉方位と凶方位
吉方位
方位盤において、本命星との相性が「相生」となる星がある方位が「吉方位」となります。
凶方位
方位盤において、本命星との相性が「相剋」となる星がある方位が「凶方位」となります。
最大吉方
本命星、および月命星ともに相性が「相生」となる星がある方位が、より吉作用の強い最大吉方(さいだいきっぽう)となります。
方殺
方殺(ほうさつ)と呼ばれる凶方位があります。この方位には負のエネルギーが集中していて相性に関係なく凶作用を及ぼします。
方殺と吉方位が重なる場合、方殺の作用が優先され吉方位ではなくなります。
方殺 | 概要 |
---|---|
五黄殺 (ごおうさつ) |
五黄土星が配置される方位が「五黄殺」という強い凶方位です。 「すべてを腐らせ土に返す」という意味があり、この方位を犯すと土に埋めたものが次第に腐敗し崩壊してゆくように、徹底して悪いことが起きるとされています。 暗剣殺が他発的な影響を受けるのに対し、五黄殺は自らの行動が災厄を招きます。 |
暗剣殺 (あんけんさつ) |
五黄殺の反対の方位にあるのが「暗剣殺」という最も強力な凶方位です。五黄土星が中央にある場合は暗剣殺はありません。 暗闇から剣で斬られるように、防ぎようのない突発的な災厄を招くとされています。 五黄殺が自発的な行動が災厄を招くのに対し、暗剣殺は他発的な影響を受け、自らの意思では避けがたいのが特徴です。 |
破壊殺 (はかいさつ) |
干支の反対側の方位が破壊殺(はかいさつ)という凶方位です。 年盤に現れる破壊殺を「歳破」(さいは)と呼びます。同様に月盤では「月破」(げっぱ)、日盤では「日破」(にっぱ)と呼びます。 「破壊される方位、破れる方位」で、夢、理想、人間関係、信頼関係に影響がある、とされています。 歳破の凶作用は60年、月破は60ヶ月続くと言われています。 破壊殺は干支の方角のみとする説と、干支を含む方角とする説があります。 |
本命殺 (ほんめいさつ) |
本命星が配置される方位が「本命殺」という凶方位です。本命星が中央にある場合は本命殺はありません。 「自分自身を滅ぼす」とされ、肉体面の影響を受けるのが特徴です。 |
本命的殺 (ほんめいてきさつ) |
本命殺と反対の方位が「本命的殺」という凶方位です。本命星が中央にある場合、本命的殺はありません。
「周囲の環境や他者に追い込まれる」とされ、精神面の影響を受けるのが特徴です。 |
月命殺 (げつめいさつ) |
月命星が配置される方位が「月命殺」という凶方位です。 特徴は本命殺と同じですが、月命殺の方が威力が小さいとされています。 |
月命的殺 (げつめいてきさつ) |
月命殺と反対の方位が「月命的殺」という凶方位です。 凶作用は本命的殺と同じですが、月命的殺の方が威力が小さいとされています。 |
土用殺 (どようさつ) |
土用の期間中にのみ、月破の反対側の方位が「土用殺」という凶方位になります。 全体的に運気を下げてしまうのが特徴で、特に土を動かすことに強い凶作用を持つ、とされています。 土用殺は凶方位としない流派もあります。当サイトの吉方位を調べる機能の初期設定では、無効としています。 |
小児殺 (しょうにさつ) |
特定の九星が、特定の干支の方角に回座すると「小児殺」という、子供に作用する凶方位がとなります。 小児殺が中宮(中央)にあるときは、家の修繕、増改築は避けたほうがよい、とされています。 出産する病院も小児殺の方位にならないように注意が必要です。 小児殺は月盤にのみ出現します。 年齢については諸説ありますが、当サイトの吉方位を調べる初期設定では、数え年12歳以下としています。 |
定位対冲 (じょういたいちゅう) |
九星はそれぞれ本来の定位置が決まっており、定位置の反対側に配置されるとき、その方位が「定位対冲」という凶方位となります。 「物事がうまく進まない方位」で、破壊殺に似た作用があるとされています。 定位対冲は凶方位としない流派もあります。当サイトの吉方位を調べる機能の初期設定では、有効としています。 |
水火殺 (すいかさつ) |
定位対冲の中でも、特に悪い凶方位が「水火殺」です。 一白水星が南にある時、九紫火星が北にある時、年盤と月盤で一白水星と九紫火星が重なる時が水火殺となります。 「水と火が反発する方位」で、水難、火難、に異性間トラブル、別れ、体の一部を失う大怪我、首から上の病気や心臓疾患といった災厄を招きます。 水火殺のみを定位対冲と考える流派もあります。当サイトの吉方位を調べる機能の初期設定では、定位対冲の設定で水火殺を有効にすることができます。 |
天道
天道(てんどう)は月盤に存在する、万人にとって吉となる方位です。
天道には効果をアップさせる力があり、吉方位と重なった場合はその効果が増します。天道と重なった吉方位を「天道吉方」と言います。
凶方位と重なった場合は、凶運を抑え込み吉運へと変える力があります。しかし、五黄殺、暗剣殺、破壊殺といった強力な凶方位は抑えることはできず、かえって凶運が増してしまいます。
月盤の天道と日盤の吉方位が重なった場合、日盤の「天道吉方」となります。
当サイトでは、月盤と日盤に月の天道を表示しています。