祝日とは

祝日とは

祝日とは、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」に基づいて定められた国民の休日です。

日本の祝日は、国の歴史や文化、自然への感謝、人々の成長や健康、勤労など、それぞれに意義や目的が定められています。国民がその趣旨を理解し、ともに祝い、豊かな生活や社会の発展を願う日とされています。

現在の祝日制度は、1948年(昭和23年)7月20日に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」によって定められました。その後も社会情勢や法改正に応じて新たな祝日が追加されたり、日付が変更されたりしています。

国民の祝日一覧

現在の国民の祝日です。

祝日 期日 施行年 概要
元日 1月1日 1948年 年のはじめを祝う日。
1948年(昭和23年)に施行された祝日法によって定められた、新しい年の始まりを祝う国民の祝日です。
成人の日 1月
第2月曜日
1948年
(2000年変更)
おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日。
もとは1月15日でしたが、1998年のハッピーマンデー法成立を受け、2000年から現在の日付となりました。なお、1月15日は小正月にあたり、古くは元服との関わりが指摘されるなど、この日が選ばれた背景には諸説あります。
建国記念の日 2月11日 1967年 建国をしのび、国を愛する心を養う日。
『日本書紀』に記される神武天皇の即位の日を起源とする「紀元節」に由来します。戦前は「紀元節」として祝日とされていましたが、戦後に廃止されて、1967年に「建国記念の日」として国民の祝日に制定されました。
天皇誕生日
(令和)
2月23日 2020年 天皇の誕生日を祝う日。
現在は今上天皇(徳仁天皇)の誕生日です。
春分の日 春分日 1948年 自然をたたえ、生物をいつくしむ日。
天文学上の春分日をもとに決定され、毎年官報で公表されます。かつての皇霊祭の日取りを受け継いでいます。
昭和の日 4月29日 2007年
(前身は1989年〜)
激動の昭和時代を顧み、国の将来に思いをいたす日。
昭和天皇の誕生日であり、1989年から2006年までは「みどりの日」でした。
憲法記念日 5月3日 1948年 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を願う日。
1947年5月3日に日本国憲法が施行されました。
みどりの日 5月4日 2007年
(1985年法制化)
自然に親しみ、その恩恵に感謝し、豊かな心を育む日。
4月29日が「昭和の日」に変更されたことに伴い、国民の休日を経て5月4日に移動・独立しました。
こどもの日 5月5日 1948年 こどもの人格を重んじ、その幸福を願うとともに、母に感謝する日。
古くからの「端午の節句」に由来します。
海の日 7月
第3月曜日
1996年
(2003年変更)
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日。
もとは7月20日(海の記念日)でしたが、2003年から現在の日付となりました。
山の日 8月11日 2016年 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。
山岳団体や経済団体などの長年の働きかけを受け、2016年に施行された比較的新しい国民の祝日です。
敬老の日 9月
第3月曜日
1966年
(2003年変更)
多年にわたり社会に尽くしてきた高齢者を敬愛し、長寿を祝う日。
戦後、兵庫県野間谷村(現在の多可町)で始まった敬老会をルーツとし、2003年から現在の日付となりました。
秋分の日 秋分日 1948年 祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ日。
天文学上の秋分日をもとに決定され、毎年官報で公表されます。
スポーツの日
(体育の日)
10月
第2月曜日
1966年
(2020年改称)
スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う日。
1964年の東京オリンピック開会式を記念して制定された「体育の日」が前身で、2020年に現在の名称へ変更されました。
文化の日 11月3日 1948年 自由と平和を愛し、文化をすすめる日。
1946年のこの日に日本国憲法が公布されたことに由来します。
勤労感謝の日 11月23日 1948年 勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日。
戦前の宮中祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」の日付と精神を引き継いでいます。

※2020年・2021年は東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う特例措置により、「海の日」「山の日」「スポーツの日」の日付が一時的に変更されました。現在は通常の日程に戻っています。

過去の天皇誕生日・皇室行事・一度限りの祝日

祝日 期日 施行年 概要
天皇誕生日
(昭和)
4月29日 1948年

1988年
昭和天皇の誕生日を祝う日。
昭和天皇崩御(1989年)に伴い終了し、現在は「昭和の日」となっています。
天皇誕生日
(平成)
12月23日 1989年

2018年
上皇明仁の誕生日を祝う日。
平成の退位(2019年4月30日)に伴い終了しました。
大喪の礼
(昭和天皇)
1989年
2月24日
1989年
(1日限り)
昭和天皇の大喪の礼(国葬にあたる儀式)が執り行われた日にあたり、休日法(当時)に基づき一日限りの国民の休日となりました。
明仁親王の
結婚の儀
1959年
4月10日
1959年
(1日限り)
皇太子明仁親王(のちの上皇)の結婚の儀が執り行われた日を記念し、法律に基づく一日限りの国民の祝日となりました。
徳仁親王の
結婚の儀
1993年
6月9日
1993年
(1日限り)
皇太子徳仁親王(のちの今上天皇)の結婚の儀が執り行われた日を記念し、法律に基づく一日限りの国民の祝日となりました。
即位礼正殿の儀
(平成)
1990年
11月12日
1990年
(1日限り)
天皇明仁の即位礼正殿の儀が挙行された日にあたり、国の重要儀式を国民こぞって祝うため、一日限りの国民の祝日となりました。
新天皇即位の日
(令和)
2019年
5月1日
2019年
(1日限り)
今上天皇(徳仁)の即位に伴い、その年のみ一日限りの国民の祝日となりました。
即位礼正殿の儀
(令和)
2019年
10月22日
2019年
(1日限り)
「即位礼正殿の儀」が行われた日にあたり、即位に伴う特例法によりこの年のみ国民の祝日となりました。

その他の休日

祝日法では、国民の祝日以外にも次の休日が定められています。

祝日 期日 施行年 概要
国民の休日 不定期 1985年 国民の祝日と国民の祝日に挟まれた平日のことで、祝日法により休日と定められた日です(主に5月4日がみどりの日になる前や、敬老の日と秋分の日に挟まれた9月の一部の日が該当していました)。
振替休日 祝日の翌日 1973年
(2007年改正)
国民の祝日が「日曜日」にあたるときに、祝日法に基づいてその直後の平日に設定される休日です。