月齢とは

月齢とは

月齢とは、直前の新月(朔)から経過した時間を日数で表した数値です。月齢を知ることで、現在の月の見え方や満ち欠けの状態(月相)を把握することができます。

朔(新月)の瞬間を「月齢0.0」とし、そこから経過した時間を日単位で表します。月齢には小数が含まれ、例えば月齢7.5であれば、新月から約7日半が経過した状態を示します。

暦や天文情報では、特定の日の月齢を表す際、日本時間の正午時点での月齢を基準とすることが一般的です。

月の満ち欠けが繰り返される周期は「朔望月(さくぼうげつ)」と呼ばれます。「朔」は新月、「望」は満月を意味します。朔望月は、新月から次の新月までの周期で、平均すると約29.53日です。この間に月は、新月から満月へ、そして再び新月へと姿を変化させます。

このような月の見た目の変化は「月相(げっそう)」と呼ばれます。月相とは、月の太陽光に照らされた部分が、地球からどのように見えるかを表したものです。月が輝いて見えるのは、月自身が光を発しているのではなく、太陽の光を反射しているためです。

月相の変化は、月が地球の周囲を公転することで、太陽・地球・月の位置関係が変化することによって起こります。

代表的な月相

月の満ち欠けを代表する4つの段階を紹介します。

新月(しんげつ/朔)

月齢0.0。

太陽と月が地球から見てほぼ同じ方向に位置する状態です。太陽光に照らされた月の面がほぼ地球とは反対側を向いているため、夜空ではほとんど見ることができません。

上弦の月(じょうげんのつき)

月齢約7日頃。

月と太陽が地球から見て約90度離れた位置関係となり、月の右半分が明るく見える半月です(日本から見た場合)。日没頃に南の空に見え始め、深夜頃に沈みます。

満月(まんげつ/望)

月齢約15日頃。

地球から見て、太陽と月がほぼ反対方向に位置する状態です。太陽光に照らされた月の面が地球側を向くため、円形に明るく輝いて見えます。日没頃に東の空から昇り、一晩中観察できます。

下弦の月(かげんのつき)

月齢約22日頃。

上弦の月とは反対に、月の左半分が明るく見える半月です(日本から見た場合)。深夜頃に昇り、明け方から午前中にかけて観察できます。


このように月は、朔望月の周期の中で、

新月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月 → 新月

という流れで姿を変化させています。

月の満ち欠けは、古くから暦や農業、潮の満ち引きなどと深く関わってきました。現在でも旧暦や天文観測など、さまざまな分野で利用されています。

なお、朔望月の平均周期は約29.53日ですが、月の公転軌道は完全な円ではなく楕円であるため、公転速度は一定ではありません。そのため、月相の変化する速さは毎日完全に一定ではなく、わずかに変化します。