京都最強！女性のためのパワースポット

京都の市比賣神社（いちひめじんじゃ）は、歴代の美女と呼ばれた女神たちが祀られる神社です。女性の願いに対して大いなるご利益がもたらされると言われており、女性のためのパワースポットとも呼ばれています。

そんな市比賣神社では、京都では知る人ぞ知る特別なひな祭りが行われます。

この記事では市比賣神社の特別なひな祭りにスポットライトを当てると共に、市比賣神社で期待できるご利益についても紹介します。

ひいな祭りはリアルひな祭り！？

市比賣神社のひな祭りは、「ひいなまつり」という名称です。
女性のための神社である市比賣神社にとって桃の節句は、1年の神事の中でも特に重要であり、毎年盛大に催されます。

ひいなまつりでは厄祓いの神事も行われますが、それとは別に、巨大なひな壇が登場。本物の人間がひな人形に扮し、平安時代の公家社会が実演されます。

実演される内容には、以下があります。

内裏様がお召しの衣冠（いかん）や、おひな様がお召しの十二単の着付け方法の紹介
五人囃子による雅楽の披露
三人官女の舞
扇を投げて台にのった的を落とす遊びである投扇興（とうせんきょう）体験
双六（すごろく）体験

ひな人形に扮した人々からおもてなしを受けたり、服の上から衣装を着てひな壇上での記念撮影も可能です。

ひいなまつりは、雅な平安貴族の時代にタイムスリップした気分を味わえるとして、人気があります。

なお2022年のひいなまつりの詳細については、公式な発表がなされていません。社会情勢に鑑み、行事の規模を縮小等する可能性もあります。参拝希望の方は、市比賣神社の公式サイト等でご確認の上でご参拝ください。

市比賣神社公式ホームページ
https://www.ichihime.net/

市比賣神社は全ての女性のための神社

市比賣神社には5柱の御祭神が祀られていますが、その全てが女神という驚異の神社です。女神による女性のための、女性にとって心地よく、女性の願いを叶えるための神社と言われています。歴代皇后の崇敬が篤いことからも、そのご利益のほどが伺えるでしょう。なお市比賣神社は、その創建以来皇后陛下へお守りを献上している皇室ゆかりの神社でもあります。

京都駅からのアクセスも抜群良いため、京都観光に来た女性は、ぜひ足をのばしたい神社です。

ご利益最強！市比賣神社で絶対に求めたい「姫みくじ」

「市比賣神社といえば姫みくじ」と言われるほど有名なひめみくじ。姫みくじは、女性のだるまの形状をしたおみくじです。これを求めて全国から女性の参拝者が大勢訪れます。

境内の入り口すぐのところに姫みくじが並んでおり、鮮やかな色味も手伝って、インスタ映え抜群のスポットとしても人気です。

姫みくじは、姫だるまの底の部分から紐が出ています。これを引っ張ると、おみくじが現れる仕組みです。
おみくじを引いたあとの姫みくじは、持ち帰ってお守りにしても構いませんが、もう一つの楽しみ方があります。
それは、市比賣神社の境内の奥まった箇所にあり、京の名水として名高い井戸水が湧き上がる天之真名井（あまのめない）におさめることです。

願い事を書いた姫みくじを天之真名井におさめると、願い事が叶うとされています。
そのため多くの参拝者が天之真名井に姫だるまを奉納するため、天之真名井にはたくさんの姫みくじが並ぶ光景が見られるでしょう。

また天之真名井は別名、一願成就の井戸とも呼ばれています。絵馬を奉納し、井戸のご神水を飲んで手を合わせると、願い事が一つだけ叶うという言い伝えも有名です。

なお天之真名井は、歴代天皇の産湯に用いられたという御神水が湧き出る井戸です。天之真名にはポンプが設置されており、常に水が汲み上げられています。
天之真名井の井戸水はまろやかな味わいの軟水です。今なおその清らかな水は京都の茶会や花展、書展等に用いられています。